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【福祉用具】福祉用具サービス計画の実施状況の把握(モニタリング)

福祉用具サービス計画の実施状況の把握(モニタリング)
今回は、福祉用具サービス計画の実施状況の把握(モニタリング)シート”について確認します。

モニタリングで確認・注意する内容として以下があげられています。

●福祉用具サービス計画に記載した利用目標の達成状況を検証する。
●当初計画した通り、福祉用具が適切に利用されているかを確認する。
●心身の状況変化等に伴う新たな利用者のニーズを把握する。
●福祉用具の点検を行い、必要に応じてメンテナンスを行う。
●福祉用具の誤った利用や誤操作により事故やヒヤリハットに繋がる可能性が想定されるところは、再度注意喚起する。
●モニタリング結果をケアマネジャーや、他の関係職種と共有すること。

モニタリング結果を記録として残し、それを活用することで、チームアプローチに必要な情報共有をより円滑に行うことが可能となります。
なお、モニタリングの記録は、福祉用具サービス計画と異なり、利用者への交付義務はありませんが、利用者や家族等からの希望があった場合には、できるだけ書面にて渡すことが望まれます。


これまでご案内してきた福祉用具サービス計画およびモニタリングは
2011年の介護保険制度改正における義務化以降実施が徹底されてきました。
これまでの結果から、より科学的かつ効果的な福祉用具サービスを証明するためには、課題があることが判明しました。そのため、現在書式の見直しが検討されています。福祉用具の効果を示す重要書類であるからこそ、今後より一層適切な運用が求められています。

■厚生労働省 福祉用具サービス計画ガイドライン
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000043462.html