食事サービス
日本人の食事摂取基準2020年版
Dietary Reference Intakes
「日本人の食事摂取基準」は、健康寿命の延伸のためにエネルギーや栄養素の摂取量の基準を示したガイドラインです。5年ごとに改定されており、現在は2020年版で2025年3月まで使用されるものです。
2020年版では、さらなる高齢化の進展を踏まえ、健康の保持・増進、生活習慣病の発症・重症化予防に加え、新たに高齢者の低栄養予防・フレイル予防も視野に入れて策定されました。
BMI目標値
| 年齢（満） | 目標とするBMI |
|---|---|
| 18～49 | 18.5～24.9 |
| 50～64 | 20.0～24.9 |
| 65～74 | 21.5～24.9 |
| 75以上 | 21.5～24.9 |
たんぱく質摂取目標量
| 性別 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 年齢（満） | 目標量（％） | 目標量（％） |
| 18～29 | 13～20 | 13～20 |
| 30～49 | 13～20 | 13～20 |
| 50～65 | 14～20 | 14～20 |
| 65～74 | 15～20 | 15～20 |
| 75以上 | 15～20 | 15～20 |
ナトリウムの目標量（食塩相当量：g/日）
| 性別 | 男性 | 女性 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 年齢（歳） | (A) | (B) | (C) | （D） | (A) | (B) | (C) | （D） |
| 1～2 | 1.5 | 4.1 | 2.8 | 3.0 | 1.4 | 4.2 | 2.8 | 3.0 |
| 3～5 | 1.9 | 5.2 | 3.6 | 3.5 | 1.9 | 5.4 | 3.7 | 3.5 |
| 6～7 | 2.4 | 6.7 | 4.6 | 4.5 | 2.4 | 6.7 | 4.5 | 4.5 |
| 8～9 | 2.9 | 7.5 | 5.2 | 5.0 | 2.8 | 7.6 | 5.2 | 5.0 |
| 10～11 | 3.4 | 8.7 | 6.1 | 6.0 | 3.5 | 8.4 | 6.0 | 6.0 |
| 12～14 | 4.4 | 9.8 | 7.1 | 7.0 | 4.3 | 8.5 | 6.4 | 6.5 |
| 15～17 | 5.1 | 10.1 | 7.6 | 7.5 | 4.6 | 8.2 | 6.4 | 6.5 |
| 18～29 | 5.0 | 9.6 | 7.3 | 7.5 | 5.0 | 8.2 | 6.6 | 6.5 |
| 30～49 | 5.0 | 10.0 | 7.5 | 7.5 | 5.0 | 8.3 | 6.7 | 6.5 |
| 50～64 | 5.0 | 10.5 | 7.8 | 7.5 | 5.0 | 8.9 | 7.0 | 7.0↓ |
| 65～74 | 5.0 | 10.7 | 7.9 | 8.0↓ | 5.0 | 9.2 | 7.1 | 7.0↓ |
| 75以上 | 5.0 | 10.1 | 7.6 | 7.5 | 5.0 | 8.8 | 6.9 | 7.0↓ |
| 性別 | 男性 | |||
|---|---|---|---|---|
| 年齢（歳） | (A) | (B) | (C) | （D） |
| 1～2 | 1.5 | 4.1 | 2.8 | 3.0 |
| 3～5 | 1.9 | 5.2 | 3.6 | 3.5 |
| 6～7 | 2.4 | 6.7 | 4.6 | 4.5 |
| 8～9 | 2.9 | 7.5 | 5.2 | 5.0 |
| 10～11 | 3.4 | 8.7 | 6.1 | 6.0 |
| 12～14 | 4.4 | 9.8 | 7.1 | 7.0 |
| 15～17 | 5.1 | 10.1 | 7.6 | 7.5 |
| 18～29 | 5.0 | 9.6 | 7.3 | 7.5 |
| 30～49 | 5.0 | 10.0 | 7.5 | 7.5 |
| 50～64 | 5.0 | 10.5 | 7.8 | 7.5 |
| 65～74 | 5.0 | 10.7 | 7.9 | 8.0↓ |
| 75以上 | 5.0 | 10.1 | 7.6 | 7.5 |
| 性別 | 女性 | |||
|---|---|---|---|---|
| 年齢（歳） | (A) | (B) | (C) | （D） |
| 1～2 | 1.4 | 4.2 | 2.8 | 3.0 |
| 3～5 | 1.9 | 5.4 | 3.7 | 3.5 |
| 6～7 | 2.4 | 6.7 | 4.5 | 4.5 |
| 8～9 | 2.8 | 7.6 | 5.2 | 5.0 |
| 10～11 | 3.5 | 8.4 | 6.0 | 6.0 |
| 12～14 | 4.3 | 8.5 | 6.4 | 6.5 |
| 15～17 | 4.6 | 8.2 | 6.4 | 6.5 |
| 18～29 | 5.0 | 8.2 | 6.6 | 6.5 |
| 30～49 | 5.0 | 8.3 | 6.7 | 6.5 |
| 50～64 | 5.0 | 8.9 | 7.0 | 7.0↓ |
| 65～74 | 5.0 | 9.2 | 7.1 | 7.0↓ |
| 75以上 | 5.0 | 8.8 | 6.9 | 7.0↓ |
(A) 2012年のWHOのガイドライン が推奨している摂取量（この値未満）。
小児（1～17歳）は参照体重を用いて外挿した。
(B) 平成28年国民健康・栄養調査における摂取量の中央値。
(C) (A)と(B)の中間値。
(D) (C)を小数第一位の数字を0又は5に丸めた値。↓はその後、下方に（8.0を7.5に、又は7.0を6.5）平滑化を施したことを示す。これを目標量とした。
『日本人の食事摂取基準2020年版』より
これに歩調を合わせる形で、
各メーカーが、たんぱく質を中心に、商品の栄養量の見直しを行っています。
ここでは2020年版で改定された
「エネルギー」「たんぱく質」「塩分（食塩相当量）」について内容を見ていきましょう。
エネルギー
4つの年齢区分で、目標とするBMIの範囲を設定
エネルギーの摂取量および消費量のバランス維持を示す指標としてBMI（body mass index：体格）が用いられます。これは、エネルギー摂取量が必要量を過不足なく充足するだけでは不十分であり、健康の保持・増進、生活習慣病の予防のためには、望ましい体重、体組成も維持することが重要であるという観点から採用されているものです。2020年版ではフレイル予防と生活習慣病予防に配慮して高齢者の年齢区分が細分化され、65〜74歳、75歳以上の値として示されています。
日本の高齢者はやせ過ぎていると言われるように、目標の下限値が引き上げられています。
バランス弁当ふつう食
エネルギー量ランキング
第１位
SAS-301 揚げさばの甘酢あんかけ
エネルギー 396kcal
【内容】
揚げさばの甘酢あんかけ
炊き合せ(里芋、厚揚げ）
春菊のお浸し
キャベツのピリ辛漬け【栄養成分表示】
重 量 ： 210ｇ
エネルギー ： 396kcal
たんぱく質 ： 15.7ｇ
食塩相当量 ： 1.9ｇ第２位
SAS-316 かぼちゃコロッケ
エネルギー 309kcal
【内容】
かぼちゃコロッケ
トマトペンネ
ツナとコーンのサラダ
青梗菜のバター風味【栄養成分表示】
重 量 ： 175ｇ
エネルギー ： 309kcal
たんぱく質 ： 10.4ｇ
食塩相当量 ： 1.4ｇ第３位
SAS-305 鶏肉の味噌炒め
エネルギー 295kcal
【内容】
鶏肉の味噌炒め
じゃがいものコーンバター風味
いんげんと油揚げの煮物
ごぼうの辛子マヨ和え【栄養成分表示】
重 量 ： 195ｇ
エネルギー ： 295kcal
たんぱく質 ： 16.5ｇ
食塩相当量 ： 2.2ｇ
たんぱく質
65歳以上のたんぱく質の摂取目標量の下限値が引き上げ
たんぱく質は筋肉をつくる大事な栄養素です。たんぱく質が不足すると、高齢者は筋肉が衰え、フレイルに陥りやすくなります。これは転倒の原因にもなり、筋力の維持・向上を図るためにたんぱく質をしっかり摂ることが重要視されています。 2020年版では、たんぱく質維持必要量が全年齢区分（１歳以上）で男女ともに0.66g/kg体重/日に変更されました。また、高齢者の低栄養予防やフレイル予防のために、50歳以上が目標とするたんぱく質摂取の下限値が他の年齢区分よりも引き上げられています。
高齢になるほどたんぱく質を十分摂取することが重要になることを示しています。肉類だけでなく魚や大豆・大豆製品などさまざまな食品から積極的に摂取するよう心がけましょう。
バランス弁当ふつう食
たんぱく質含有量ランキング
第１位
SNB-46 鶏の唐揚げ
たんぱく質 19.0ｇ
【内容】
鶏の唐揚げ
キャベツと人参のソテー、粉ふきいも
豆腐のチリソースがけ
小松菜と卵の香味和え【栄養成分表示】
重 量 ： 190ｇ
エネルギー ： 254kcal
たんぱく質 ： 19.0ｇ
食塩相当量 ： 1.4ｇ第２位
SAS-312 たらのマヨネーズ風味
たんぱく質 17.9ｇ
【内容】
たらのマヨネーズ風味
ブロッコリー、もやしと豚ミンチの炒め物
蓮根のきんぴら
小松菜の柚子醤油和え【栄養成分表示】
重 量 ： 185ｇ
エネルギー ： 220kcal
たんぱく質 ： 17.9ｇ
食塩相当量 ： 1.8ｇ第３位
SNB-36 さわらの西京焼
たんぱく質 17.2ｇ
【内容】
さわらの西京焼
小松菜ときのこのお浸し、蓮根の梅和え
切干大根のごまマヨサラダ
かぼちゃのいとこ煮【栄養成分表示】
重 量 ： 180ｇ
エネルギー ： 248kcal
たんぱく質 ： 17.2ｇ
食塩相当量 ： 1.7ｇ
塩分（塩化ナトリウム）
成人の摂取目標量を引き下げ、高血圧・慢性腎臓病(CKD)重症化予防を目的とした摂取量を設定
日本人は食塩を調味料由来で摂取することが多く、その摂取量を減らすことが推奨されています。2020年版では、若いうちからの生活習慣病の発症予防を推進するため、成人男女の1日あたりの食塩摂取の目標量が引き下げられました。ただし高齢者は、極端な減塩がエネルギーやたんぱく質など多くの栄養素の摂取量低下を招き、フレイルにつながることも考えられるため、柔軟な対応が必要です。
バランス弁当ふつう食
塩分控えめランキング
第１位
SNB-26 あじの南蛮漬け
食塩相当量 1.3ｇ
【内容】
あじの南蛮漬け
人参と玉ねぎ、さつまいもきんとん
豆腐の中華あん
いんげんのコーンソース【栄養成分表示】
重 量 ： 205ｇ
エネルギー ： 243kcal
たんぱく質 ： 13.9ｇ
食塩相当量 ： 1.3ｇ第２位
SNB-46 鶏の唐揚げ
食塩相当量 1.4ｇ
【内容】
鶏の唐揚げ
キャベツと人参のソテー、粉ふきいも
豆腐のチリソースがけ
小松菜と卵の香味和え【栄養成分表示】
重 量 ： 190ｇ
エネルギー ： 254kcal
たんぱく質 ： 19.0ｇ
食塩相当量 ： 1.4ｇ第３位
SAS-316 かぼちゃコロッケ
食塩相当量 1.4ｇ
【内容】
かぼちゃコロッケ
トマトペンネ
ツナとコーンのサラダ
青梗菜のバター風味【栄養成分表示】
重 量 ： 175ｇ
エネルギー ： 309kcal
たんぱく質 ： 10.4ｇ
食塩相当量 ： 1.4ｇ
